いま思いついたコンピュータ利用技術が覚えられない理由(…の一つ)。
- コンピュータを使わないときに使えた手順が大概通用しない(新しい手順を覚え直さなければならない)
- 覚える時間が惜しく、従来の手法を使った方が(その場では)結果が求まるのが早い。
- コンピュータを使った手法は手順が複雑に見える。
3つ目に関しては、実際にはパソコンの方が複雑ではない場面が多々あるにもかかわらず、今までの手法の手順があまりにも身に染みついていて、その手順の複雑さが意識しないレベルに達しているため、2つの手順の複雑さを比較する際に「コンピュータをつかった時の手順はなんて複雑なんだ」という気持ちになる…のだと思う。たとえば直線を紙の上にひくという動作をとるにしても
- 書くものと定規を用意し
- 机の上に紙をしき
- 定規をおいて書くものを利き手で握り
- 定規を異なる手で押さえ
- 片方の端からもう片方の端まで
- 手で下に力を加えながら移動する
といった複雑な手順を踏んでいるが線を引くたびにいちいち意識することはない。大局的に線を引いているんだ、と思うくらいだ。たぶん、一つ一つの単純な手順について高レベルに理解しているため*1、組み合わせて何ができるか*2が導き出せるのだと思う。いろいろな道具を複雑な手順を経て活用する人間は道具使いにおいて、別の動物に比べるとハッカーレベルに達していると思うんだけど(笑)コンピュータにおいては人間とその他の動物*3の差は大きい*4というわけで。