サブピクセルの並びが画像作成者と逆かも知れず、IE+メイリオ(ClearType)のサンプル画像の表示が見づらく感じたかも?
等倍
(メイリオを用意するのが面倒くさかったのと、IEでClearTypeを有効にする方法がわからなかったので、FirefoxとM+2P+IPAGを使っています。その時点で混乱させる比較ですけど)
Windows版Safari+メイリオは綺麗 : ARTIFACT ―人工事実―の画像
ThinkPad X31 LCD+Firefox2.0.0.12+M+2P+IPAG(ClearType有効)
2つの画像の違い
フォントが違うのは無視してほしいんですが、2倍に拡大した図で、最初の「田」を見比べてみてください。字の縁が赤み、または青みがかっています。元記事の画像は字の左の縁が赤みがかっていますが、ThinkPadの方は字の左の縁は青みがかっています。字の右の縁はその逆です。
なぜ、字の縁が青くなったり赤くなったりするのかは、ClearTypeが、1ピクセルをさらにRGBという発色の要素にわけたもの(サブピクセル)を利用したアンチエイリアス技術だからです。(参考:ClearType - Wikipedia)
で、やっかいなのは液晶ディスプレイにはこのサブピクセルが左からRGBと並ぶものとBGRと並ぶものがあるということです。(Ubuntuの標準のデスクトップ環境であるGNOMEにはLCDのサブピクセルの並びを設定するユーザーがシステムに教えるオプションがあります→Linux Salad: フォントの表示を綺麗にしよう!のサブピクセルの順番)*1
このおかげで、ある環境でのスクリーンショットのClearType有効文字がべつの環境ではおかしく見えることが起こります。
等倍の比較画像でいえば、ひらがなの「は」の左側の棒。片方は異様に上下が色がにじんで見えると思います。
元記事のSafariのサブピクセルレンダリングはまともに表示されているように見える
というのは、字の縁の色(赤と青)が、IE+メイリオの場合と逆になっていて、元記事のSafariの画像は僕のiMacの環境ではまともに見えるんですね。おそらくSafariとIEは同一のマシンに入っているものを動かしていると思いますが、Safariの場合だけサブピクセルをうまく利用できているという可能性も?
*1:RGBが縦に並ぶこともあるようですが、割愛