- 作者: 福田和也
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- 作者: 芳沢光雄
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大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)
- 作者: 森博嗣
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- 作者: カールセーガン,Carl Sagan,青木薫
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- 作者: カールセーガン,Carl Sagan,青木薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
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最近「UFOは存在しない」英国防省が結論 | スラドと言うような話題もあった.
上巻では宇宙人や魔女,テレパシーなどにまつわるエピソードをこれでもかというほど紹介している.それを信じている人,信じない人にもフォーカスをあてている.そしてそういった人と接するセラピストにも話題が及ぶ.巻の最後では懐疑的思考を行うための「トンデモ話検出キット」を紹介している.安易に信じるかどうかを決めずに,議論のまな板にのせよ,というわけだ.
下巻では科学について語っている.要するに上巻は悪霊の巻,下巻は科学の巻といってもいいかもしれない.核分裂爆弾の開発を推し進めたとされるエドワード・テラーを批判して科学者の罪について言及する.そして今日の科学を支えている懐疑の精神について説く.
この本くらいがまさに一般人に必要な最低限の科学的素養なのだろうと思う.というか,科学的知識だけでなく方法論について知って欲しいと思う.エセ科学というのはこの本でオウム真理教に触れられていたときに書かれていたように,頭が悪い人に信じられるのではない.頭が良くても悪くても,信じたい人が信じるものである.なぜそれを信じるのか?科学に救いがないからだろうか?科学は十分に理解されているだろうか?
んー,長くなったのでまぁこれくらいで.最後に一言「どんとこい,超常現象」(そういうオチですいません.)
The Skeptic's Dictionary Japanese Home Pageとか,内容がすこし古いしリンク切れもありますけどおもしろいです.