- 作者: ドナルド・C・ゴース,G.M.ワインバーグ,木村泉
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1987/10/25
- メディア: 単行本
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これは良いと思う本。ワインバーグ氏の本と言えば、前にプログラミングの心理学―または、ハイテクノロジーの人間学 25周年記念版を読んだけれど、こちらを先に読めば良かった。
- 学校の「問題」と仕事上の「問題」について考えるための良い解説がある
- それは誰の問題なのか、は思ったよりも自明ではなさそうだ、と思えた
- 人間の恐るべき適応能力によって不適合は発見されにくくなる
p.43
問題の正しい定義が得られたかどうかは
決してわからない、
問題が解けたあとでも
p.62
結論に飛びつくな、
だが第一印象を無視するな
p.89
他人が自分の問題を自分で
完全に解けるときに
それを解いてやろうとするな
p.104
もし人々の頭の中のライトが
ついているなら、
ちょっと思い出させてやる方が
ごちゃごちゃいうより有効なのだ
日々、「他人の問題」を解く(または、解いていると思っている)ことを生業にしている皆さんへおすすめです。もちろん、問題は何かを分析する人にとっても。