グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/04
- メディア: 新書
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少し知っている人にとっては検索エンジンの会社としておなじみ.
しかし企業としての,ビジネスとしての,社会的影響力を持つ存在として,どのようにとらえればいいのか?
Google NewsやGoogle Mapsなどの無料サービス
アドワーズやアドセンスでの広告の媒介
無料サービスの見えにくいところで「Google八分」や「アドセンス狩り」を行う"権力者"
このような具体的事例を元にしてGoogleが何者か,現実世界にどのような影響があるのかを解釈していく.
第五章の最後(p.202)では一文で
つまりグーグルは、アテンションエコノミー*1をつかさどる「司祭」となっているのである。
と語る.(脚注および脚注の中の引用は引用者による)いままで「グーグルは神になる」とか目にしたことがあったので「グーグル=司祭」という解釈は真新しくて記憶に残った.
*1:p.195より人々に注意喚起し、注目を集めることができるメディア―つまりアテンションを持ったメディアだけが力を持つことができるようになるのである。これがアテンションエコノミーだ。